わたし読むし観るし書く(ときどき買う)

なんでもかんでもつらつらと

映画『銀河鉄道の父』とわたしと宮沢賢治

あぶない

非常にぎりぎりだった

 

近場の映画館だと今月半ばまでしか上映しないことに気づいて、即チケット取って観に行きました『銀河鉄道の父』

ちょうど丸一日お休みでちょうどやることもなかったのでね

やらなきゃいけないことはたくさんあるけどね

 

この映画を観て、なんで宮沢賢治の作品が好きなのか分かってしまったような気がします

劇場に足を運ぶなりなんなりで実際に観てほしいので映画の内容はさておき、上映中ずっと「なんでわたしって宮沢賢治作品が好きなんだろう?」って考えてました

 

出会いは国語の教科書でした

確か、初めは『やまなし』で、その次が『なめとこ山の熊』

当時は「なんだか情景が目に浮かびやすい文章だな〜」とか「擬音が独特だな〜」とかその程度の感想で「なんとなく好き」という感じでした

でも、いろんな宮沢賢治作品に触れるにつれ、「自分の性格と一緒じゃん!」ということに気づきました

 

宮沢賢治の作品たちから感じられるのは、自己犠牲と利他主義、今できることをすること、決して怒らないことの3つ

それに自信の精神世界と「日本のアンデルセンになりたい」という思いを絡めてあの独特な世界観を形成しているんじゃないかと思います

全部を読んだわけではないですが、どれにも上記の3つかアンデルセンへのリスペクトがあるように感じます

あくまでわたしの感想です

 

この3つの要素が、わたしが大切にしていることと一致しているから宮沢賢治が好きなんです

他人の気を遣って、揉め事は起こさず、ただ身の回りのみんなの平穏を願っている

足るを知って自分に今できることをやる

そうやって過ごしているから、生きづらさを感じる時もある

そんな時に宮沢賢治の作品を読むと少し心が楽になる

それでも生きていかなきゃって思う

だから彼の作品が好きなんだ、とこの映画を観たことではっきりと分かりました

 

そんな酔っ払いのつぶやきでした